平成26年 九月の戌・大安の日、住職の動静御案内

平成26年 九月の戌・大安の日を御案内と、住職の動静を御知らせします。
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戌(いぬ)の日は12日(金)・24日(水)です。

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大安の日は 3日(水)・9日(火)・15日(月)祭日・21日(日)・26日(金)です。

****** 住職の動静 *****
現在、戌の日は予定された行持はありませんが、
御面倒でも、戌の日以外に御参りを予定され
御祈祷を希望される方は御連絡を頂ければ幸いです。
御連絡は ℡054-278-9728 又はHPの問い合わせメールで。

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九月が近くなり涼しくなってきました。
少し前まで、朝の勤行を済ませ部屋に戻ると、着物が汗でびっしょり!
夜明けが近づくにつれ一度程度気温が下がりますが、それでも二十七度。寝苦しい熱帯夜で睡眠不足が続いていたことを思いますと、本当に楽になりました。
連日降り続いた大雨も、当地(静岡)では程々の雨ですみましたが、TVに映る豪雨の爪痕を見るにつけ、当山も災害に見舞われ、檀家さんと一緒に本堂の縁の下に入り泥を掻きだした思い出が蘇ります。
今回の災害で被災された皆様に衷心より御見舞い申し上げます。

当山は三方を山に囲まれており何度も被害に遭っていますが、特に甚大な被害を二回受けています。
昭和四十九年七月七日、記録的な降雨量をもたらせた七夕豪雨。そしてもう一つはある意味、人災と云えるかもしれませんが昭和五十七年九月の台風でした。
人災かと云いましたのは七夕豪雨の治水工事の為、市・県・国で堰堤が築かれることとなり、市・県が水路、国が堰堤を築く計画がなされました。
水路工事は直ぐに始まりましたが、堰堤は資材搬入の為、手前の山を中継する架線を必要とする等、難工事でなかなか着工できないでいました。
堰堤工事完了前に襲った台風は裏山から土石流を運び、出来上がった水路を走り一気に当山を目指して流れ込みました。
墓石も流され、一週間以上その所在が判らなくなった棹石もあり、一緒に復旧作業を奉仕して見つかった時、『やっと帰ってきたか』と呟いた檀家さんの一言が脳裏に刻まれています。
完全に復旧した今日、当時の面影を残しているのが参道の橋手前に鎮座する『馬蹄石』一対です。
正面向かって右の達磨様の様な石は、水路工事中に掘り起こされ、馬蹄石でその形が妊婦さんに見えると云うことで記念に境内に据られました。
それから何年・・・・。災害は忘れた頃にやって来る!
昭和五十七年、前回を上回る被害の復旧工事の際、本堂脇で容易に動かない石が見つかり、ショベルカーでなんとか掘り起こし、境内に引きずり出したのが左側の石です。
当時は大変な被害をもたらせた石ですから「始末してしまえ」との声もありましたが、是も記録の内と考え復旧工事の最終段階で機材の自由か利く間に、今の場所に据えて頂きました。
その後、ある方から、私には大変名苦労をした思い出の石ですが、『素晴らしい陰陽石ですね』と云われ、改めて良く見てみました。
一目で解るものより、じっと見て『なる程』と解る石が良い陰陽石だと教えられました。

今では、冗談で『奥さんを奪われた旦那さんが、奥さんに会いたくて山から出てきたんです。暴れん坊将軍になって』と説明していますが、
洵に当山に相応しい『観音様』からの秘宝の贈り物であったような気がします。

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水路工事中に掘り起こされた女性石

陰陽石 女

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本堂脇で見つかった「暴れん坊将軍」男性石

陰陽石 男

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季節は秋に・・・・・ 境内の秋明菊の蕾

H26年 秋明菊

 
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