夏時間から冬時間へ

サーバー移転の為9月末から暫く『お知らせ』を休んでいました。

10月になると
当山の釣鐘は朝・昼・夕方・夜の4回・その度5回打っています。
10月からは夏時間から冬時間となり、暁鐘(朝)昏鐘(夕方)の時刻がそれぞれAM5時から6時、PM5時半から4時半に変更になります。
HPのトップページの映像の冒頭に流れる音色の梵鐘は平成四年に富山県高岡市で鋳造されたもので、『夕焼けこやけで日が暮れて』の童謡をイメージして産女の集落に響きわたるよう低音に調整して鋳ってもらいました。
「梵鐘を造ろう」と檀家さんに御願いした当初、造ってもしっかり鳴らすのか?と、よく尋ねられました。「時間に正確な性格ですから大丈夫です」と答えましたが、実は梵鐘を打っているのはコンピュータで制御された器機です。
寺男やお手伝い・雲水さんのいる大寺では梵鐘に掛かりつけの人がいるので器機に頼る必要はありませんが、当院のような家族で守る小寺ではそうもいきません。
時間をテーマにした禅問答で『諸人は十二時に使われるが我は十二時を使う』という答えがあります。
誰もいない御堂で独りで時間が来ると鳴りますから、最初は檀家さんも驚いたようで。特に午前11時に参拝に来た方たちは突然の鐘の音にびっくりされた方もいらっしゃることと思います。

産女観音 梵鐘

[caption id="attachment_682" align="alignright" width="150" caption="梵鐘を動かすコンピュータータイマー"][/caption]

 

今では時の鐘として農作業している皆さんの「お昼」と帰宅の合図として重宝しているそうです。
御来山の節はどうぞ天井を見上げて下さい。釣鐘を見ることが出来ます。
もし午前11時又は午後4時半に参拝されましたら自動で動く撞木を見ることが出来ます。
もちろん除夜は手動に切り換え、床板をはめて、檀信徒・一般の参詣者に年越しの鐘を撞いて頂いています。
除夜の鐘が撞けることはあまり一般に知られていませんから穴場かも・・・・・

 
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