御本尊

干手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)で、春日仏師(かすがのぶっし)の作と伝えられています。御本尊様は下の写真の建物(宮殿(くうでん))の内の厨子にお祭りされ、ふだんは扉を閉めていますが、33年に一度全ての扉が開かれます。これを御開帳と申します。この写真は昭和63年御開帳にあたり宮殿を修理の為に本堂の祭壇から降ろし、鑑定された時の様子と修復後浄財寄進者の為に特別披露された時の写真です。

本尊ご開帳01

本尊ご開帳02

宮殿は159センチ、横幅149センチ。
比較的破損が少なく、形式は桃山時代の面影を残す江戸初期の形式ではないかと思われます。
(元静岡市文化財資料館館長 松田英美氏、同館協力員の調査より)

 
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